牛1頭に備わっている命のエネルギーを、
何ひとつ無駄にはしたくない。
ボーンフリーファームは北海道十勝の西部に位置し、日高山脈と十勝川の清流が美しい自然を作り出す清水町にあります。健康な牛の育て方を第一に、手つかずの自然が残る山の中で、牛たちはたっぷりの牧草を食べ、牛本来の自由な暮らし方で毎日を過ごし、気ままにのんびりと育っています。
十勝スロウフードは、そんなボーンフリーファームより肉加工部門が独立する形で誕生。牛1頭1頭をできる限り無駄なく、より多くの方に美味しく食べていただきたい。そんな想いをこめて、様々な工夫を重ねながら、製品を作っています。
生食用牛肉から「非加熱牛肉製品」へ
2011年10月施行の「生食用牛肉の規格基準」に伴い、旧来の牛トロフレークは一旦市場から姿を消しました。この基準に合わせた作り方では本当の意味での「生」ではなくなったからです。その後研究を重ね「非加熱食肉製品」にたどり着きました。製造工程が増え、手間暇がかかるようになりましたが、「牛トロ」本来の味を保ちつつ食品衛生法の基準を満たしています。