黒豆納豆を混ぜる回数の秘密:美味しさと栄養を引き出す方法

黒豆納豆を混ぜる回数の秘密:美味しさと栄養を引き出す方法

黒豆納豆は、通常の納豆(黄大豆でつくられた納豆)とは異なる魅力を持つ発酵食品です。その美味しさを最大限に引き出すためには、適切な混ぜ方が重要です。この記事では、黒豆納豆と通常の納豆(黄大豆でつくられた納豆)の違い、混ぜる回数による影響、そして栄養価への影響について詳しく解説します。

黒豆納豆と通常の納豆(黄大豆でつくられた納豆)の違い

原料と栄養価の違い:アントシアニンの抗酸化作用にも注目

黒豆納豆の原料は黒豆で、通常の納豆は黄大豆を使用しています。黒豆にはアントシアニンが含まれ、抗酸化作用があります。

活性酸素が増えると肌の細胞が酸化し、シワやたるみの原因となります。 しかし、アントシアニンの抗酸化作用によって、これらの肌トラブルを抑制することができます。 また、アントシアニンは血流改善作用もあり、肌への栄養供給を追加します。 これにより、肌のハリや潤いが増し、明るい肌色をキープすることができます。

また、食物繊維やミネラルが豊富です。一方、黄大豆には良質な植物性タンパク質やビタミンK2、ナットウキナーゼが豊富に含まれています。

味と食感の違い

黒豆納豆は、黄大豆に比べて甘みが強く、食感もややしっかりしています。独特の風味があり、深い味わいが特徴です。通常の納豆(黄大豆でつくられた納豆)は風味がさっぱりとしており、粘り気が強いのが特徴です。

納豆の正しい混ぜ方

納豆を混ぜる基本のステップ

❶. 黒豆納豆をパッケージから取り出し、添付のタレやからしを取り除きます。
❷. そのまま50回ほどかき混ぜます。これで粘り気が出てきます。(余談:全国納豆協同組合連合会の会長は、最低110回混ぜるのをおすすめされているそうです。)
❸. 十分に粘りが出たらタレを加えます。タレを後から加えることで、納豆がふんわりとした食感になり、タレの味が均一に行き渡ります。
❹. タレを加えた後、さらに30回ほど混ぜて、タレが均等に行き渡るようにします。

タレを入れるタイミングとその理由

タレを後から加えることで、納豆が先に空気を含み、ふんわりとした食感になります。これにより、タレの味が均一に行き渡りやすくなります。

しかしながら、上記は通常の大豆(黄大豆)を使って作られた納豆の場合の混ぜ方です。

筆者は「黒豆なら何回が最適なのだろう?」と疑問がわきました。そもそも普段納豆を混ぜる時に自分が何回かき混ぜているか、まったく意識していませんでした。混ぜる回数で味などに違いは出るのでしょうか?いてもたってもいられなくなった筆者は早速実験してみました。

1000回混ぜるとどうなる?実験結果から分かったこと

まぜまぜ経過観察

50回多少粘りが出てきたが、持ち上げると豆が一粒一粒ぽろりと落ちる
100回一体感を感じ始める
200回:黒い皮が少しむけ始める
300回:混ぜた時に糸の膜ができる
400回:豆自体も膜でコーティングされ始める
500回:黒い皮がさらにむけ始める
600回:手が疲れてくる
700回:糸に茶色味がでてくる
800回:粘りが強くなり、箸の動きが重たく感じる
900回:手が疲れて動かなくなってくる
1000回:糸がふんわりとして、豆が壊れているものもあり、もっちゃりくっつきあって、これまでの一体感とは全くの別物となる

粘りとふんわり感の変化

1000回混ぜることで、納豆は非常に粘りが出てふんわりとした食感になります。空気が多く含まれることで、食感が軽くなります。また混ぜた時に皮がむける豆も多数あり、もっちゃりとくっつきあい、豆それぞれの粒感は感じにくくなります。

豆の柔らかさと香りの強化

混ぜる回数が増えると、豆同士がぶつかり、物理的な摩擦で豆が柔らかくなります。また、表面積が増えることで香りが強く感じられます。

タレとの絡みの改善

多く混ぜることで、タレが均一に分散されやすくなり、一体感のある味わいが生まれます。発酵臭も軽減される傾向があります。

長時間混ぜることによる栄養価への影響

酵素の活性と栄養価

納豆を長時間混ぜることで、ナットウキナーゼなどの酵素が一部失活する可能性がありますが、栄養価全体への影響は軽微です。

酸化とプロバイオティクスの変化

長時間空気にさらすことで酸化が進む可能性がありますが、栄養価への影響は限定的です。プロバイオティクスも、通常の混ぜ方では大きな影響を受けません。
プロバイオティクスとは、健康に良い影響を与える生きた微生物のことです。腸内環境を改善し、消化機能の向上や免疫力の強化に役立ちます。納豆に含まれる納豆菌もその一例です。

結論:黒豆納豆を美味しく楽しむための最適な混ぜ方

黒豆納豆を美味しく楽しむためには、適度に混ぜることが重要です。多く混ぜることで得られるふんわりとした食感や香りの強化は、栄養価への影響を考慮しても非常に魅力的です。筆者のおすすめのまぜ回数は400回以上ですが、今までに味わったことのないふんわりもっちゃり感が気になる方は、ぜひ1000回チャレンジしてみてください。(手を傷める可能性がありますので、無理のない回数で挑戦してみてください。)

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