多機能型事業所ここいろが担う、岩見沢の雉文化
北海道岩見沢市の雉(きじ)の始まりは昭和初期にのぼります。農業害獣の駆除を目的に高麗雉(コウライキジ)が放たれたことによるもので、当時はそのまま野生化した雉がよく見られ、「雉ヶ森」や「雉橋」というキジに由来する地名が今も残されています。
平成前期に、販路の伸び悩みや飼育施設の整備も厳しくなり生産が途絶えかけました。そんな中、市より生産引継ぎの打診があり、多機能型事業所ここいろが事業を継承することに。
現在、岩見沢の特産品継承と通所者の自立策として繁殖と飼育・販売に励んでいます。年間5,000羽以上を生産し、道内に限らず道外にもキジ肉を販売、メディアで取り上げられる岩見沢の特産品となりました。