北の海に流氷の恩恵
オホーツク海は北半球で最も南まで流氷(海氷)が到達する海域です。水産資源に恵まれた世界有数の海域となっているのは、冬に流氷に運ばれてやってくる豊富なプランクトンのおかげ。プランクトンは海洋における一次生産者で、いわゆる食物連鎖の出発点と言えます。オホーツク海の豊富な水産資源を支え、豊かな海を構築しているのはプランクトンなのです。
海水温が低いから脂ののりがいいオホーツクの海産物
オホーツク海は港から出ると、水深が一気に深くなります。海底が急こう配になっているため、魚が住みやすく、獲れる魚の種類が豊富です。また海水温が年間を通して低いため、獲れる魚は同じ魚種でも、他の海域で獲れる魚より脂がのって美味なのです。