広大な大地で育つ標茶ブランド牛「星空の黒牛」
エフシーエスは自然豊かな標茶町の広大な大地で仔牛~成牛まで約4,500頭を飼育しており、牛肉となる牛はF1のみとなり、その他搾乳部門、和牛~ホルスタインの哺育~育成を手掛けています。
北海道東部にあり、世界でも屈指の透明度として知られる摩周湖。エフシーエスではこの自然水を地下水として常時汲み上げています。この大自然の恵みが美味しい肉牛を育てています。また、無農薬・無化学肥料の牧草も「星空の黒牛」を美味しく育てている環境のひとつです。
代表の藤原氏は飛騨牛がまだ全国区になる前に、生産者でありながら飛騨牛のブランド化プロジェクトの研究チームとして活躍した人物です。「名水あるところに名牛あり」ブランド牛を作るノウハウを知っているからこそ、良い水があるからこそ、この地を選びました。
良質な牛を育てるため、とことんこだわる
昨年、3億5000万円を投資し堆肥をつくる設備を建設しました。この設備は畜産業界において日本でも初の設置です。従来は乾燥まで2ヵ月~3ヵ月程度必要でしたが、この設備により4時間で牛糞の水分量が70%→30%に減少しました。現在、家畜の糞尿に関しては問題視されており、これらの堆肥は自家使用しています。飼料はベトナムで発酵飼料の生産方法を指導し、パイナップルの残差とデントコーンを混ぜ合わせた発酵飼料を使用しています。これらの飼料を食べることによって牛の第一胃のph値を整えて、微生物の住む環境を良くしてくれますし、肉も柔らかくなります。
これらのこだわりが、星空の黒牛の誕生の由来であり、交雑種としての最高品質を目指して現在の味に辿り着きました。肉牛としては毎月100~120頭を出荷しています。