伝統ののりづくりを守る
のり作りに欠かせないすだれを作る職人さんがほとんどいなくなった今、廃業した漁師さんからなど独自のルートで、なんとかすだれを仕入れ、伝統の手すきでののりづくりを守っています。
冷たい海での岩のリ摘み、限られた道具など、厳しい条件の中、昔ながらの岩のリづくりに取り組む丸田田中商店は貴重な存在です。
繊維が細かく味が繊細なのが特徴です。
畳1畳ほどの大きなサイズにのりを打つのが主流ですが、丸田田中商店では使いやすい一般的な板海苔のサイズで、1枚1枚手作業でのりうちをしています。
手間がかかるため、このサイズでの岩のりづくりをしているところは少なくなりました。
繊維が細かく、とろけるような食感と磯の香りは、贅沢な冬のグルメ。佃煮では味わうことのできない岩のリの高い香りに、販売が始まる2~3月を待つファンが全国に多くいます。