商品説明
欧州の伝統的なチーズ製造技術で、ブラウンスイス牛のミルクからチーズを手造りしている「共働学舎新得農場」。
春の訪れを感じさせる季節限定の「さくら」をはじめ、国内はもちろん本場ヨーロッパでも高い評価をいただいているチーズをセットにしました。
【さくら】
酸凝固させたチーズに桜の花びらの塩漬けをトッピングした、口に含むと桜の香りがふわっと広がる、口溶けなめらかな優しい味わいのチーズです。
和菓子のような雰囲気は日本ならではのチーズとして、ヨーロッパ諸国より高い評価を得ています。
食べる30分ほど前に室温に戻すと、よりクリーミーでおいしく召し上がれます。
・2015年 フランスモンデュアル・デュ・フロマージュ 金賞
・2018年 JAPAN CHEESE AWARD 2018 金賞 ほか
【ラクレット】
加熱することで、香ばしさと深い味わいが生まれるチーズです。
パンにスライスしたチーズを乗せてオーブントースターで焼いても美味しいですが、相性が良いのはジャガイモ。フライパンなどで溶かしたら、茹でたジャガイモにかけてお召し上がりください。
・2020年 JAPAN CHEESE AWARD 2020 金賞ほか
【笹ゆき】
カマンベールタイプのチーズを完成させた時、フランスのチーズの第一人者であるジャン・ユーベル氏の「ヨーロッパのコピーをいつまで作っているんだ?」という言葉から生み出された、オリジナルチーズ第一号です。北海道産の熊笹入りの塩を使用し、熊笹の葉で巻くことで白カビチーズ特有のアンモニア臭などを比較的抑えながら熟成します。
・2019年 World Cheese Awards 2019 銅賞ほか
【フロマージュ・ブラン】
ヨーグルトよりもちょっとしっかりしたさっぱり風味。
そのまま食べても、お料理のアクセントにもお使いいただけます。デザートからサラダの付け合わせまで幅広くお使いいただけます。
【ホエイジャム】
チーズを製造する際に出るホエイ(乳清)に砂糖を加えて煮詰めました。
キャラメルのような甘みの中にほのかな酸味が心地よい風味を醸し出します。
「さくら」や「フロマージュ・ブラン」との相性も抜群で、チーズの違った一面を引き出します。
製造法
自然と一体となっている共働学舎新得農場のものづくり
共働学舎新得農場のなり立ち
共働学舎新得農場は、心身に問題を抱え社会的に弱い立場に立たされた人々と共に共同生活をしながら、自労自活を目指してくらす場所です。
ここでチーズ作りを始めたのは、チーズは「熟成」が必要であり、ここで働く人たちが「スローペース」で働くことができるから。ゆっくりとした生活をしながら、育てた牛から乳を搾り、チーズを作って農場内の販売所で販売まで行っています。
「乳を運ぶな」ジャン・ユーベル氏の教え
共働学舎ではホルスタインよりもチーズ作りに適していると言われる「ブラウンスイス」から搾った生乳をポンプではなく、自然流下させて工房へ運んでいます。その理由は、機械を使って組み上げると牛乳がダメージを受けてしまうから。
「牛乳を運ぶな」代表の宮嶋さんがフランスの農業視察で出会ったフランスA.O.C協会の会長、ジャン・ユーベル氏が新得町を訪れたときに「本物のチーズ」を作る条件として教えてくれた言葉を実践しています。
「炭埋」による自然エネルギーの活性化
「共働学舎の建物はすべて木造でできるだけ鉄を使わず、また地面にはたくさんの炭が埋まっています。この炭が土に微弱な電気の流れを起こし、乳牛の飼育に必要な牧草やチーズ作りに欠かせない微生物を活性化させ、結果的にチーズの美味しさつながっているのです」と日本のナチュラルチーズ業界を牽引する一人、共働学舎新得農場の宮嶋代表は語ります。
世界に認められたチーズの「質」
共働学舎新得農場のチーズは、できるだけ自然の力を活用して機械ではなく人の手仕事で作られます。ですから生産量や価格は大工場で大量生産されるチーズに到底かないません。しかし工場で作られるチーズが持っていない「質」があります。
そんな共働学舎で作られたチーズは、日本らしいオリジナリティを表現した酵母タイプの「さくら」やセミハードタイプの「ラクレット」、「笹ゆき」など海外からも高い評価を得ています。