歴史

食べたらちょっぴりしあわせ。そんなお菓子作りを目指して。

地元密着型を大切にした店舗販売

社長を務める前野氏は釧路出身。高校卒業後は東京でいくつかの仕事を経験。釧路に戻ろうと決心したのは、子育ての環境を考えていた時に当時住んでいた近所の小学校のグラウンドがアスファルトであったのを見たのがきっかけ。
自然が豊かで広い土地を有する釧路市で学生時代までを過ごした前野氏にとっては衝撃的な光景だった。 それに加え当時はネット社会が始まった頃で、社長自身、今後は住む場所に左右されずに情報共有できる時代が来るという確信があり、決断にさほど迷いはなかった。
1992年に釧路市内にケーキ店「ぷちどーる」がオープン。今では釧路市内に３店舗、中標津市内のテナント１店舗を展開。2014年に代表取締役に就任した。毎月のイベント日にはお店の前に行列が出来る程で地元密着型を大切にした店舗販売を展開している。

固定概念がないからこその発想

３０歳の時に洋菓子の製造をするようになり、それまで幼少期も学生時代も社会人時代にもお菓子に深い関りを持った事もないし、お菓子作りを学んだ事もない社長は人一倍努力をしたし本当に苦労した１０年だった。
ただ、それまでの経験として職人でもなく知識もなかったことが、逆に良い発想を生んだ事も多々あった。何故？という疑問が多くあり、原料の仕入れ方法や原料に対する考え方など、会社に関わる物事のひとつひとつを客観的に見ることができ、会社員時代の仕事がお店経営に役立つことが多くあった。 職人気質ではないからこそ、物事を柔軟に考えることが出来た。
今では優に５０種類を超える商品の開発やブランディング等も初期段階は実際にお店で販売している従業員に任せている。それも職人気質ではないからこそ。 会社のみんなが納得のいく商品づくり、ブランディングを大切にしている。

お客様が誰かの笑顔を浮かべながら買うケーキ

「ケーキ」と一言に言っても様々な場所で気軽に買うことができる時代。ぷちどーるでは、来店されたお客様が手土産として誰かに買ってあげるスイーツ、プレゼントして喜ばれるスイーツ作りを常に目指している。
もちろん卵、バター、小麦粉、砂糖などの原料はすべて北海道産を基本にしている。店舗販売を基本としているが、多くの方々にぷちどーるの「味」や美味しさを広めるため、外販にも力を入れ始めている。