かつてニシン漁で栄えた岩内町

北海道の西部、積丹半島の付け根に位置する岩内町で、ニシン漁がまだ盛んだった1940年、まるりょう野澤商店もニシンを中心とした水産加工業をスタートさせました。
その後、ニシンがゼロになり、スケトウダラの加工地として名を馳せた時期もありましたが、漁の不振が相次いだことから加工品が販路を広げることに。そのときに培った技術は現在にも引き継がれています。
様々な苦難を乗り越え、伝統を受け継ぐ老舗のひとつ「まるりょう野澤商店」。現在の二代目が子どもだった頃「野澤商店の塩かずのこと身欠きにしんは最高級品だ」と市場関係者が話していたことをずっと鮮明に覚えているそう。当時の看板をこれからも守り続けたいという強い思いで、先代が加工・製造に取り組んだ姿勢をそのままに、時代にあった商品づくりをしています。