飛躍する北海道産ワイン

飛躍する北海道産ワイン
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北海道はワイナリーブーム

国内のワイン産地と言えば山梨、長野の両県が有名ですが、北海道もそれに次いで第3位の生産量を誇ります。さらにここ20年で3倍以上に増えており、言ってみればちょっとしたワイナリーブームに沸いているのです。代表的な池田ブドウ・ブドウ酒研究所(十勝ワイン)、はこだてわいん、余市ワイナリー、北海道ワイン(小樽市)、富良野市ぶどう果樹研究所、さっぽろ藤野ワイナリー…。北海道内のスーパーは輸入ワインと肩を並べて道産ワインが棚を占領しています。

本場ヨーロッパに似た気候風土

背景には、ブドウ栽培に適した気候であることが挙げられます。乾燥した気候で、昼夜の温度差が大きく、さらに梅雨や台風の影響が少なく、ワイン産地のヨーロッパの気候に似ています。そのため、ヨーロッパで栽培されているブドウ品種がよく育ちます。また寒さに耐えられるよう、北海道の野生種を掛け合わせた品種などを栽培しているところもあります。ワイン用のブドウの生産量は全国で北海道が№1です。

 

地理的表示が追い風に

2018年には国が地域ブランドを保護する「地理的表示(GI)」で、北海道がワインの産地として表記できることになったのも、追い風になりました。ワインでの指定は、「山梨」に次ぐ2例目で、一定の条件を満たせば、商品の産地に「北海道」を表記できるようになったのです。2020年以降は数々のコンクールで、北海道産ワインが高い評価を受けるようになり、近年は輸出しているワイナリーも。良質な原料を生産できること、醸造技術が高まってきたことで、今や北海道産ワインは世界レベルにまで発展しました。

 

国内初の自治体によるワイナリー誕生

1963年(昭和38年)に日本国内初の自治体によるワイナリーとして始まった池田ブドウ・ブドウ酒研究所の代表的なワインを紹介します。ワイナリーが誕生したその年にブドウの野生種「アムレンシス」100%で作られたワインが翌年の国際コンクールで評価されたのをきっかけに池田町のブドウ栽培は「ワイン用」へと方向を定めました。山ブドウでのワイン造りのほか、ヨーロッパ品種を導入、また池田町独自品種の開発を行う「池田町ブドウ・ブドウ酒研究所」も開設しました。そして池田町のワインを「十勝ワイン」のブランドで販売を開始したのです。

 

 

山幸

世界に認められた「十勝ワイン」十勝ワイン「山幸」720ml

4,082円(税、送料込)

十勝池田町の風土が育んだ「山幸」は2020年11月、国際ブドウ・ワイン機構「OIV」に品種登録されました。これによりEUで販売する場合に「日本産赤ワイン」ではなく、「山幸(Yamasachi)」を名乗ることができるようになったのです。世界レベルの品質登録に日本の品種が登録されるのは「甲州」「マスカット・ベーリーA」に次いで3品種目。十勝池田町から世界のワインとなった「山幸」をぜひ味わってみてください。

 

清舞

十勝ワイン「清舞」720ml

4,139円(税、送料込)

清見種と山ブドウを掛け合わせた耐寒性交配品種からつくられ、清見のようにほどよい酸味とコクがあり、調和のとれたワインです。研究所では越冬に土で守る必要のない耐寒性のある新たなる独自品種の開発に取り組んでいったのです。そこで「清見」と池田町に生息する山ブドウを掛け合わせたところ、優れた耐寒性を示すことがわかりました。

そして誕生したのが「清舞」と「山幸」です。北海道・十勝だからこそ生まれた、土着品種といっても良い2品種は兄弟のような関係ですが性質は両極端。この「清舞」は「清見」譲りのうすめの色合いで強い酸味、軽快な味わいが食事を引き立てるワインです。

 

清見

十勝ワイン「清見」720ml

4,284円(税、送料込)

「清見」が持つ果実香と熟成香のバランスが良く、豊かな酸味と軽快な味わいは、「十勝ワインらしい十勝ワイン」として、多くのファンに愛される存在となっています。研究所では、1963年に山ブドウ「アムレンシス」で作られたワインが国際的に評価されましたが、山ブドウは原料確保が不安定なため、同時にフランスのブドウ品種「セイベル」を寒冷地に強い品種へと改良を進めていました。

「セイベル」を町内に1500本植え、その中からついに池田町の気候寒冷地に強い枝を見つけ、苗を増やしていったのです。そして誕生した品種は圃場の地名をとって「清見」と名付けられました。

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