北海道の誇る美味、ホッケ:産地、種類、おすすめの選び方と味の比較
「北海道の心:ホッケの人気とその根強い愛情について
北海道で干物魚と言えばホッケ。ホッケは干物魚の代名詞です。売っていないスーパーはまずありません。もし居酒屋で「ホッケはおいていません」なんてところがあれば訴えられるかもしれません。
また「ホッケを食べたことがない」という人と会ったことがないし、「ホッケは苦手」「嫌い」という人もほとんどいません。
さらに北海道で水揚げされるホッケのほとんどは北海道内で消費されているという事実。それほどホッケは北海道民の心をつかんで放さない魚なのです。
北海道産ホッケの真髄:3大産地と最適な水揚げ時期の秘密
北海道はホッケの主産地で、当然全国一。2位以下5位まで足しても、北海道の一割にも満たない量です。
北海道内でも礼文・羅臼・日高の3か所で獲れるホッケは「3大ホッケ」と呼ばれていますが、どこで獲ってもホッケはホッケ。産地以外に住む道民はどこのホッケが美味しいか、などとあまり意識はしていません。
むしろホッケは水揚げした時期により脂の乗りが違います。産地より時期が重要視されます。
北海道ホッケ干物の選び方:安定の美味しさと適正価格の見分け方
とは言え、北海道でもほとんどは干物に加工して売られています。時期に関係なく美味しい干物に加工されるので、一年中安定した美味しさが特徴です。
ただ脂が乗っていない時期に獲れたホッケは、干物にしてもやはり身がパサパサしておいしくない場合もあります。「超特価」「目玉商品」などと極端に安いホッケは安いなりでしかありません。だいたい安売りのホッケはとても小さく痩せているので見るからに美味しそうには見えません。信頼のできるお店で適正価格のホッケを買いましょう。
美味しいホッケの特徴は「幅が広い」「身が厚い」の2点です。太っているホッケほど脂がのってジューシーな味わいです。体長が長いだけでは美味しいホッケとは言えません。むしろ大事なのは「幅」です。ハート型のように背中の部分がグッと広くなっているホッケを選んでください。
生ホッケの魅力と高級「根ボッケ」の秘密:最高の刺身体験を求めて
生のホッケは煮つけ、フライにするととても身が柔らかく美味しくいただけます。また一般的に回遊するホッケを刺し網で捕獲するのではなく、岩場に根付いたホッケを釣りや籠(かご)で獲ることもあります。
いわゆる「根ボッケ」と言われ、脂が乗ってサイズも大きく、高級なホッケです。一般にはあまり流通せず、大半は産地周辺でのみ流通する「幻級」のホッケです。
真ボッケと縞ホッケの違いと見分け方:国産と輸入干物の美味しさを比較
一般に干物で売られているホッケは「真ボッケ」と「縞ホッケ」です。
真ボッケは国産ですが、縞ホッケのほとんどはロシアなどからの輸入品です。皮に縞模様があるので、皮を見ればわかりますが、売っているときは皮が下になって見えません。
縞ホッケは頭を落として売られているのがほとんどなので見分けられます。
また国内加工の真ボッケは中央にハラス(腹部)がある背開きなのに対して、縞ホッケは両側にハラスがある腹開きなので判別できます。
どちらがおいしいか、ネットでいろいろ出ており、「脂の縞ホッケ」「味の真ボッケ」などと言われていますが、実際のところ、大きな違いもなく、どちらも美味しいです(私見ですが…)。
失敗しないホッケの焼き方:フライパンで簡単調理
ホッケはフライパンでも簡単に焼くことができます。基本的にはガステーブル、IHクッキングヒーターのグリルで焼くのが一番ですが、掃除が大変という方はフライパンで焼くことをおススメします。
身の部分を先に中火で6分、裏返して皮の部分を4分ほどで焼きあがります。乾燥を防ぐため、蓋をして少々の酒を入れると蒸し焼きになり、身がふっくらします。
フライパンの表面に焦げ付き防止の加工がしてあれば特にアルミホイルやクッキングシートを敷く必要はありませんが、後でフライパンを洗うのが楽になります。
ホッケのサイズにもよりますが、大きいホッケならば、下処理として尾と頭を切り落としておくと、フライパンにも収まりがよく食べやすくなります。さらに縦横に半分にして4分割にして焼くと、家族で分け合えるメリットもあり、また一人暮らしの場合も玉子焼き器で一切れずつ焼けます。玉子焼き器の場合はアルミホイルで蓋をしてください。
関東のアジ vs 北海道のホッケ:干物の美味しさを比較&ベストなお取り寄せ方法
関東以西では干物と言えば「アジ」ですよね。
食べ慣れているものが美味しく感じるものですが、ネットでいろいろなレビューを読むとやはりホッケに軍配が上がりそうです。
「北海道旅行で食べたホッケが忘れられない」
「東京で食べたアジの小ささに驚いた」
などの書き込みが多いですね。
ここまで読んで「北海道の美味しいホッケを食べてみたい!」と思ってきた方は当サイト「食ベレア北海道」でも評判のよい水産加工会社のホッケを扱っています。
ほとんどが冷凍・真空パックでのお届けなので、味と鮮度は申し分ありません。
ぜひお取り寄せの上、北海道民がこよなく愛するホッケの干物をご堪能ください!