北海道でも要注意の熱中症。予防のために積極的摂りたい栄養素を紹介

北海道でも要注意の熱中症。予防のために積極的摂りたい栄養素を紹介

今年の夏は、熱中症による緊急搬送される方が特に多いそうです。北海道でも警戒アラートが発表された地域もあります。このコラムでは、全国どこででも、誰でも起こる可能性がある熱中症について、対策に必要なことや積極的に摂取したい栄養素を紹介します。

北海道でも熱中症警戒アラート発表。もう他人事じゃありません

北海道でも最高気温、35度を超える猛暑日が続いています

ここ数年、毎年言っているような気もしますが、今年の夏は本当に暑いですね。

今夏、北海道十勝地方では、7月中旬から最高気温が35℃を超える日が続きました。
その他、札幌や道内各所で連日猛暑日が続いています。

全国版の天気予報を見ても、最高気温が沖縄県と同じなんてことも、最近では珍しくなくなってきました。

私は、朝天気予報を見て、25℃前後の予報だと「あっ、今日は比較的涼しいな」とさえ感じてしまいます。
25℃でも夏日なんですけどね。
北海道の夏は涼しいというのは、昔の話なんだな、と痛感する日々です。

エアコンの風が苦手な私は、できるだけ自然の風を…。と思っていましたが、そんなことも言っていられないのが現状です。

昨年の同時期と比べ、4倍以上の方が熱中症により緊急搬送された北海道

暑い地方に暮らす方は、夏は熱中症に注意しなければならず、大変だな…なんて他人事になってはいませんか?

総務省消防庁が公表する「令和5年都道府県別熱中症による緊急搬送人員 前年同時期との比較」によると、直近7月24日~7月30日では、北海道内で緊急搬送された人は、令和4年が130人だったのに対し、今年は546人(速報値※後日修正されることもある)と記載されています。

なんと、昨年の4倍以上もの方が熱中症により緊急搬送されているのです。

同期間の緊急搬送状況を年齢別でみると、乳幼児6人、少年35人、成人165人、高齢者340人となっており、圧倒的に高齢者が多い傾向にあるのですが、その他の年齢層であっても決して油断できない状況です。

熱中症の症状が出たら、早急な対応を

熱中症とは?

熱中症とは、熱によって起こるさまざまな体の不調の総称です。
同じ環境にいても、過労状態や寝不足など、心身の状態で熱中症を起こしやすい条件は人それぞれ異なるそうです。

自分は健康体だから大丈夫!なんて油断してはいけません。
熱中症は、条件次第で「いつでも・誰でも・どこででも」起こる危険性があります。

一般的な熱中症の症状

熱中症の症状はさまざまですが、一般的には次のような症状が挙げられます。このような症状が出たら、熱中症を疑ってください。
●めまい・顔のほてり
●筋肉痛や筋肉のけいれん
●身体のだるさや吐き気
●異常な汗のかき方
●体温が高くなる・皮膚に異常が出る
●意識が朦朧として、まっすぐ歩けない・呼びかけに反抗しない
●水分補給ができない

熱中症を疑う症状が出たら、直ちに医療機関に相談を

もし、熱中症を疑うような症状が出たときは、涼しい場所へ移動したり、塩分や水分補給してください。熱中症は命にもかかわる病気です。甘く見てはいけません。自己判断せず、すぐに医療機関に相談したり、救急車の手配をしてください。

熱中症対策には、こまめな水分補給が需要

ゴクゴクではなく、チビチビを意識した水分補給を

熱中症対策には一回2~3口の水をチビチビ飲む、こまめな水分補給が大切です。
のどが渇くと、ついやってしまいがちですが、ゴクゴクと一度に大量の水を飲むと、水が胃に溜まってしまい、吸収する腸へ流れにくくなるそうです。

水が吸収する時間より、熱中症の発症は早い

取り入れた水を体が吸収するスピードは、意外と遅く、例えばコップ一杯の水を飲み干してから体内に吸収されるまでには、30分~1時間ほどかかるそうです。
一方、熱中症はわずか20~30分ほどで発症してしまうケースもあるそうなので、水を飲んでも、その水分が体内に吸収される前に、熱中症を起こしてしまうこともあるのです。

体の水分が十分に足りているかを判断する基準は、尿で確認できるそうです。
透明であれば正常、黄色が濃くなっていると水分が不足しているサインです。

夏バテや熱中症予防に!夏に積極的に摂りたい栄養素と食べ物

たんぱく質

たんぱく質には血液を増やす働きがあり、熱中症予防に効果がると言われています。不足すると体の機能が低下し、免疫力が下がってしまいます。また、筋肉や体をつくるもととなり、疲労回復や夏バテを防ぐ効果にも期待ができます。
魚や大豆、鶏肉、卵などで良質なたんぱく質を摂取しましょう。

ビタミンB1

炭水化物を分解・吸収しエネルギーに変えるために必要不可欠な栄養素です。ビタミンB1が不足すると、食欲不振や疲労、だるさなどの症状が出ます。また、ビタミンB1は乳酸などの疲労物質を蓄積しにくくする働きがあります。
豚肉やうなぎ、玄米などに多く含まれる栄養素です。

ビタミンC

抗酸化作用と疲労回復効果、免疫力の向上の効果があります。ビタミンCは汗や尿で毎日失われていくため、日々の食事からこまめに摂取することが大切です。
柑橘類やキウイ、梅干しなどに多く含まれる栄養素です。

クエン酸

疲労回復効果、肉体疲労を軽減する効果があります。ミネラルの吸収を高めてくれる働きもあります。クエン酸が不足すると、代謝が下がり、疲れやすくなります。レモンはクエン酸の含有量が多く、ビタミンCも豊富に含む食材です。

ミネラル

汗をかくと、ミネラルも同時に失われます。カリウムが不足すると、細胞の脱水症状や内臓機能の低下・熱けいれん・こむら返りなどが起こりやすくなります。

塩分(ナトリウム)

汗と一緒に、体外に排出されてしまいます。たくさん汗をかいたときは、適度に塩分補給しましょう。

熱中症・夏バテ対策をしっかりして、熱い夏を乗り切ろう!

以上、このコラムでは「いつでも・誰でも・どこででも」注意が必要な熱中症について紹介しました。
大量に汗をかくと、エネルギーや体力はかなり消費します。にもかかわらず、気温の高い日が続くと、食欲がわかなかったり、眠れないことも多いでしょう。しかし、食欲がないからといって、食事を抜いたり、十分な睡眠時間を確保できていないと、体力はきちんと回復しません。

熱中症や夏バテには、とにかく予防と対策が大切です。そして、熱中症を疑う症状が少しでも出た場合は、軽く考えず、すぐに医療機関に相談するなどの行動をしてください。

食べレア北海道では、熱中症や夏バテ対策におすすめの商品も扱っています。ぜひ、チェックしてみてください。
熱中症・夏バテ対策をしっかりして、熱い夏を乗り切りましょう!

新規会員登録(無料)で300円分ポイントプレゼント♪

おすすめ商品

レッドジュエル・プレミアム 800g(糖度12度以上)

栄養機能食品 お水のサプリ laus+(ラウスプラス) 500ml×24本

幸福de酢 梅