親、種、若といえば?…「馬」「子」じゃありません

親、種、若といえば?…「馬」「子」じゃありません

地球上に約230億羽の鶏

人間が鶏を飼うようになったのは、8千年ほど前と言われています。東南アジアのジャングルにいた、飛ぶのが苦手な鳥を捕まえ、飼育を始めました。やがて改良を加え、その鳥はより大きく成長するようになり、鳥から鶏となりました。現在、地球上には約230億羽の鶏が飼われていると言われています。

 

日本人は肉も玉子も大好きな国民

日本で食べられている鶏肉は年間約11億羽。 そのうち、国産が約6割、輸入品は約4割です。日本の食肉のうち、鶏肉は1位で、次いで豚肉、牛肉です。親子丼や玉子かけご飯、玉子焼き、かしわうどん、から揚げに焼き鳥と、日本の食卓には毎日のように登場し、日本人は玉子も肉も、鶏には大変お世話になっているのです。

 

鶏には若・種・親の3種類

鶏は役割によって3種類に分けられます。まず肉を取るための「若鶏」とそれを産む「種鶏」です。若鳥は50日程度飼われた後に、ブロイラーとして出荷されます。わずか2カ月足らずの命です。3つめは玉子を産む「親鳥」です。採卵する鶏は玉子を産み続ける限り潰さないので、2年ほど生きます。

 

親鶏の肉は硬いので遠慮されがち

国産の鶏肉の内訳はブロイラー5億羽、銘柄鶏1億羽、地鶏800万羽、産卵を終えた採卵鶏(親鶏肉)9000万羽です。私たちがスーパーで購入したり飲食店で食べる鶏肉のほとんどがブロイラーということになります。親鳥の肉は硬く、一般には食材として遠慮されがちなため、大半は加工用などに回されます。

 

実は歯ごたえがあって美味しい親鶏

ところがこの「親鳥」、実はすごく美味しいんです。若鳥より旨みが強く、鶏本来の味が凝縮され、さらにビタミンAやビタミンKなどの栄養武分も豊富です。「硬い」という方がいますが、筋切りや酒に漬けるなど、適切な下処理をすれば「歯ごたえ」という言葉に置き換わります。噛めば噛むほど出てくる濃厚な旨みが魅力です。そばやうどんに入れて「かしわ」にすると、とてもいい出汁(脂)がでます。親鶏だけを好んで食べている「隠れ親鶏ファン」もネットにたくさん登場しています。

 

さて当サイト「食ベレア北海道」では、めったに売っていない親鶏の味付け肉を扱っています。道南の黒松内町で古くから好んで食べられている町のソウルフードです。フライパン1つで簡単に調理できる便利でレアな商品。ぜひ一度食べてみてください!

黒松内町ならではのソウルフード

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