北海道の隠れた逸品!伝統の「牛乳豆腐」とは?初乳から作られる栄養満点のレア食品を紹介

北海道の隠れた逸品!伝統の「牛乳豆腐」とは?初乳から作られる栄養満点のレア食品を紹介

話題の「牛乳豆腐」って何?北海道でも超レアなこの食品を徹底解説!

超レアな豆腐「牛乳豆腐」を知っていますか?最近テレビでも取り上げられ、話題になっていますが、酪農家か親類知人に酪農家がいなければ、食べられないといっても過言ではないレア中のレアな食品なのです。
絶対と言っていいほど、一般にはまず流通していません。酪農が盛んな北海道の住人でさえ、食べたことがあるという人はごく少数です。

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牛乳豆腐の秘密:「初乳」を使用し、その驚くべき栄養価と出荷の規定を解説

牛乳豆腐の原料はもちろん大豆ではなく、牛乳です。牛乳は牛乳でも、母牛が子どもを産んで産後5日以内の牛乳で作ります。分娩後5日以内の牛乳は「初乳」といわれ、厚労省の「乳等省令における規定」では出荷できない決まりになっています。だからレアなんです。そして初乳ゆえ、「食べる牛乳」といわれるほど栄養が豊富なんです。

初乳の重要性:子牛の健康成長を支える牛乳の特別な成分を解説

牛乳は元々お母さん牛が、生んだ仔牛に飲ませるために出すもの。それを人間が横取りしているのです。ただ、仔牛にも初乳を飲ませなければ健康に育ちません。なぜならば初乳はふつうの牛乳と違って大切な成分が含まれているからです。

初乳のパワー:仔牛の免疫力を高める50以上の有益な成分を紹介

仔牛にとって、母牛からの最初のミルクである「初乳」は、免疫力を高める「免疫グロブリン」という成分が豊富に含まれています。これにより体力のない仔牛は感染症にかかることなく、すくすく元気に育つことができるのです。免疫グロブリンのほかにも、免疫細胞伝達物質(サイトカイン)、各種成長因子・ホルモン、ラクトフェリンなどの抗菌物質が多く含まれています。まだ体力もない、免疫力もない仔牛を病原菌やウイルスから守るためです。さらに、生まれたばかりの仔牛が必要とする貴重な50以上の有益な分子が濃縮されているのです。

加熱するだけで固まってしまう初乳

そのため、殺菌するために加熱すると固まってしまうので、普通の牛乳と一緒に出荷できないことになっています。そこで酪農家では古くからこの初乳を利用して「牛乳豆腐」を作って食べています。いわば酪農家の「賄い食」と言ったところでしょう。

酪農家の秘密:加熱で固まる初乳を使った伝統的な「牛乳豆腐」の裏話

普通の牛乳は加熱しただけでは固まりませんが、酢やレモン果汁を加えると酸によって凝固し、水分と分離します。この方法でも牛乳豆腐は作ることができます。そのまま食べると、カッテージチーズのような食感ですが、火を通すとややもっちりとした食感に変わります。ほんのりミルク感があり塩味のないフレッシュチーズのような味わいで、どんな味付けでもおいしくいただけます。

牛乳豆腐のアレンジレシピ:サラダから和風刺身まで、多彩な美味しい食べ方

そのままサラダなどにまぶしたり、フライパンで焦げ目をつけて香りを引き立てたり、またお刺身のようにワサビ醤油につけるのも美味しいです。ひと手間かけるとしたら、スライスしたバラ肉で巻いて甘辛く焼くと、絶品です。

「食ベレア北海道」ではミルキーな牛乳豆腐を販売しています。

酪農家の賄い食でもある珍味をぜひご賞味ください。

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