行者にんにくの絶品レシピ10選【完全版】
行者にんにくというと、修行僧が好んで食べそうな名前ですが、実は北海道の豊かな自然の中で育まれる、とても風味豊かな山菜です。にんにくに似た爽やかな風味、これを料理に使うと一体どんな変化を見せるか、興味深いですよね。まだまだ本州では珍しいこの食材、使い方次第で日常の食卓が一気にグレードアップする可能性を秘めています。この記事では行者にんにくを使った絶品料理のレシピを紹介します。
行者にんにくの醤油漬け
行者にんにくの基本レシピです。簡単に作れて日持ちもして、ご飯が止まらなくなります。
材料:行者にんにく、醤油、麺つゆ、みりん
作り方:行者にんにくをさっと茹で(茹ですぎないよう注意)、好みの大きさに刻み、材料を合わせた調味液に2、3日漬けこみます。
行者にんにくの玉子とじ
行者にんにくがよりまろやかに感じられるレシピ。子どもが喜ぶ味です。ニラ玉の要領で作ります。
材料:行者にんにく、玉子、醤油、みりん、好みにより砂糖、コショウ
作り方:適当な長さに切った行者にんにくを炒めて、味付けし、溶いた玉子を入れふんわりと半熟くらいになったら火を止めます。溶いた玉子に混ぜて、玉子焼きを作るやり方でも美味しくいただけます。
行者にんにくの麻婆豆腐
行者にんにくを麻婆豆腐にいれると、一段とおいしくなります。爽やかなニンニク臭とピリ辛の味わいに、もう箸が止まりません。
材料:行者にんにく、麻婆豆腐の素
作り方:市販の麻婆豆腐の素を使い、作り方に従って調理してください。行者にんにくは4、5センチにカットして入れるとよいでしょう。
行者にんにくともやしのナムル
韓国料理にもピッタリ!行者にんにくと胡麻の風味が、最高のおつまみになります。
材料:もやし、ごま油、鶏がらスープ(粉末)、豆板醤、いりごま
作り方:行者にんにくを3、4センチに切り、モヤシと一緒にさっと茹でます。茹でたら冷水にさらして熱を飛ばします。調味料を合わせて調味液を作り、和えます。最後に煎りごまを振って完成です。
行者にんにくの万能調味料
そのままご飯にかけて食べてもおいしいですが、冷奴にはとてもよく合います。お刺身や焼き肉など、どんな食べ方、利用法にも対応するマルチな調味料です。
材料:行者にんにく、ショウガ、酢、みりん、砂糖、醤油、ラー油
作り方:行者にんにくはできるだけ細かく刻みます。調味材料を合わせ、行者にんにくを合わせます。2日ほどで味が落ち着いたら完成です。
行者にんにくの天ぷら
山菜料理の定番です。春の香りを引き立ててくれます。
材料:てんぷら粉、サラダ油
作り方:揚げすぎると風味が飛んでしまいます。適度なところで鍋から上げてください。塩を振りかけて食べれば素材の風味がストレートに感じられます。
レバー行者にんにく炒め
ニラレバと同じ作り方です。ニラの数倍も風味が強いと言われている行者にんにくをつかうことで、グレードアップします。
材料:行者にんにく、豚レバー、ごま油、しょうが、醤油、砂糖
作り方:フライパンに食材と調味料を加えて炒めます。行者にんにくの葉の部分は茎の部分より入れるタイミングを30秒ほど遅らせると、均等な食感が得られます。
行者にんにくの肉巻き
アスパラベーコンの要領で作ります。しっかりと焼き色を付け、甘辛いタレを絡めるだけでご飯が進む逸品が完成。
材料:行者にんにく、豚バラ肉、ごま油、麺つゆ、みりん
作り方:豚バラ肉で行者にんにくを巻きます。フライパンにごま油を引き、しっかりと焦げ目がつくまで焼いたら調味料を適量加えながら焼きます。照りが出てきたら完成。
行者にんにくのチヂミ
この料理もニラの代用です。ニラで作るチヂミよりも風味が豊かで、味わい深いチヂミになります。
材料:チヂミ粉(市販品)、行者にんにく、玉ねぎ、ニンジン
作り方:チヂミ粉を水で溶き、食材を入れます。行者にんにくは3、4センチに切ってください。フライパンにごま油を引き、焼きます。
行者にんにく餃子
餃子はニラやニンニクを入れますが、行者にんにくで代用すれば、爽やかなニンニク臭の餃子になり、いくらでも食べられてしまいます。
材料:餃子の皮、行者にんにく、豚ひき肉、キャベツ、ショウガ、ごま油、醤油、砂糖、片栗粉、コショウ、酒
作り方:行者にんにくは細かくみじん切りに、上記の具材を適量合わせて餡を作ります。味のポイントとなる行者にんにくは均等になるよう、よく混ぜてください。餡を皮で包んで焼いたら完成。
なんといっても、この行者にんにく、香りと風味が特徴で、それが料理のアクセントとしても大活躍します。ニラとニンニクの間にあり、風味はニラに近く、香りはニンニクに近い、と言われています。今回はそんな行者にんにくの魅力を最大限に活かせる、初心者にも挑戦しやすいレシピを紹介しました。
さあ、北海道から届いたこの珍しい食材で、あなたのキッチンにも新たな風を吹き込みましょう。まるで修行したかのように料理スキルが向上するかもしれませんよ!