北海道のお米はおいしい!その理由は?6種類の北海道ブランド米の魅力を紹介

北海道のお米はおいしい!その理由は?6種類の北海道ブランド米の魅力を紹介

北海道にはたくさんのブランド米があり、どれも本当においしく、甲乙つけ難い。このコラムでは、8月18日のお米の日にちなんで、北海道のお米がおいしい理由、おすすめ6品種の魅力を紹介します。北海道米はあまりおいしくないというイメージを持たれている方にこそ、ぜひ食べていただきたい、絶品の品種ばかりです。

量・質ともに日本トップクラスの北海道ブランド米

8月18日はお米の日

8月18日はお米の日です。「米」という字が、八・十・八の字から成り立っていることにちなんで、8月18日はお米の日と制定されています。

また、お米をつくるのに八十八の作業があることにも由来しているそうです。

「北海道のお米=まずい」は昔の話

一昔前までは「北海道のお米=まずい」というイメージを持たれていた方も少なくないと思います。

しかし、今や北海道のブランド米は、収穫量・品質ともに日本トップクラスを誇り、全国的にも人気のある品種ばかりなのです。

長い年月かけて品質を改良、食味の良い北海道のお米

北海道でおいしいお米ができるまで

北海道のお米づくりには長い歴史があります。

もともと北海道は寒くて土地も悪く、お米づくりには向かないと言われていました。

その昔、石狩平野には、枯れた植物が沼の底に積み重なって固まった泥炭地(でいたんち)という土地が広がっており、この泥炭地は、作物を育てるには向かない土地でした。

作物が育たない泥炭地を、お米や野菜などの作物がつくれる土地に生まれ変わらせるという大プロジェクトが1955年(昭和30年)に始まりました。

北海道米「ななつぼし」「ふっくりんこ」「ゆめぴりか」が最高位の特Aランク獲得

土地と同時に、長い年月かけてお米を品種改良し、寒さに強いお米を目指してきました。その結果、今では日本穀物検定協会が公表するお米の食味ランキングで、最高位の特Aランクの評価を何年も連続で獲得する品種があるほど、北海道米は成長したのです。

令和4度では、「ななつぼし」「ふっくりんこ」「ゆめぴりか」の3品種が特Aを獲得しています。

生産量も増加傾向にある北海道米

農林水産省が公表する「令和4年産水稲の収穫量」によると、全国品種別生産量のトップ10を見てみましょう。

1位コシヒカリ(1,164,250t)、2位ひとめぼれ(330,077t)、3位あきたこまち(317,705t)、4位ななつぼし(196,042t)、5位ヒノヒカリ(141,784t)、6位まっしぐら(138,295t)、7位はえぬき(136,052t)、8位ゆめぴりか(124,485t)、9位こしいぶき(81,337t)、10位つや姫(69,255t)となっています。

北海道米では、4位の「ななつぼし」と8位の「ゆめぴりか」がランクインしています。

魅力がたくさん、北海道のお米

北海道米は、そのおいしさと品質で、数多くある日本の米の中でも、全国的に高い評価を得ています。

北海道米の魅力:気候条件

米の生育には暖かく高い湿度が必要で、一般的に平均気温は、25℃前後が理想的と言われています。

また、同時に昼夜の寒暖差も重要で、昼と夜の気温差が大きいと米はゆっくり成長し、その結果、粒が大きくなり甘さや旨みが増します。

北海道は、昼夜の寒暖差がある地域は多いものの、夏の平均気温は23℃前後なので、本来北海道の気候はお米づくりには適していませんでした。そこで、北海道の冷涼な気候でもおいしく育つよう品種改良されたのです。

北海道米の魅力:水質

北海道には清潔で豊富な水資源がたくさんあります。これは、お米づくりにとって重要な要素であり、土壌の栄養分と一緒に米へと吸収され、豊かな味わいを生み出します。

北海道米の魅力:品種

北海道米はその豊富な品種も魅力のひとつです。特に全国的に見ても生産量の多い「ななつぼし」や「ゆめぴりか」は、米粒が大きく、ツヤがあり、口当たりが良く、香りも豊かで満足感が得られます。

北海道米の魅力:食味

北海道産の米は、ふっくらとしていてモチモチとした食感が特徴です。味わい深く、冷めてもおいしさを保てるので、おにぎりやお弁当に最適と言われています。

6種類の北海道ブランド米を紹介

北海道ブランド米は、品種が多いところも魅力のひとつです。「食べレア 北海道米チャート」をご覧ください。

北海道米の最上級ブランド、甘み・粘りの強り「ゆめぴりか」

品種改良を重ねた北海道米の技術の集大成ともいえる品種で、北海道米の最上級ブランドです。前述の通り、日本穀物検定協会が毎年発表する「お米の食味ランキング」で、13年連続最高位の特Aランクを受賞しています。

甘さと濃い味わいが特徴の品種です。数ある北海道米の中でも、最も粘りが強い品種で、低アミロース米品種のひとつです。

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冷めてもおいしい!お弁当にもピッタリ「ななつぼし」

甘みと粘りのバランスが良く、冷めてもおいしい品種です。冷めてもおいしいので、お弁当やおにぎりにもおすすめ。味はあっさりとしており、酢とも相性が良いので、手巻き寿司やちらし寿司にもピッタリ!ゆめぴりか同様、日本穀物検定協会が毎年発表する「お米の食味ランキング」で、13年連続最高位の特Aランクを受賞しています。

北海道米の中で、作付面積第1位の品種で、令和4年度の北海道米生産量を見ると、49%と実に約半数がななつぼしを栽培しています。

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ふっくら食感、和食と相性の良い「ふっくりんこ」

北海道の道南エリアで開発された品種です。その名の通り、ふっくらとした食感が特徴で、和食やお魚と相性抜群です。飲食店やホテル、機内食などでも採用されるほど、プロ好みのお米です。

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強い粘りで柔らかく、冷めてもパサつかない「おぼろづき」

北海道米の中でも、強い粘りと柔らかさが特徴の品種です。粘りが強いため、冷めても甘くパサつきません。

食味官能検査で、新潟産コシヒカリと同等の評価を得たことから、一時は“幻の米”とも言われました。

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味・ツヤ・粘り・口当たり。バランスの良い「ほしのゆめ」

あっさりの中に感じるしっかりとした味わいが特徴。味・ツヤ・粘り・口当たりなど、お米の食味を決めるすべての項目でバランスの整った品種です。ツヤっとした米粒で、柔らかさと粘り気を両立し、口当たりが軽く食べやすいので、どんなおかずにも合わせやすい。「ななつぼし」や「ゆめぴりか」の先駆けとも言える、伝統ある北海道米です。

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極めて食味が良く、希少な品種「ゆきさやか」

炊き上がりが雪のように白く艶やかであることに由来し「ゆきさやか」と命名された品種です。甘みが強く、美しいツヤが特徴で、他の品種と比較して、たんぱく質含有率が低く、アミロース含有率も適度に低いことから、極めて食味の良いお米です。

生産農家が限られており、市場に出回ることが限られた希少な品種です。

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その他の北海道ブランド米

他にもたくさん、北海道ブランド米を紹介します。

農作業の省力化とおいしさの両立を叶える、SDGsな直播(じかまき)米「えみまる」。
農薬を節減しながら安定的な生産を目指した「きたくりん」。
粘りが強く低アミロース品種「あやひめ」。
かむほどに豊かな甘みが広がる北海道米のパイオニア「きらら397」。
あっさりとした味わい、粘り気の少なく冷凍ピラフなどに最適な「大地の星」。
寒さや病気に強く業務用に特化した「そらゆき」などがあります。

毎日の食卓に、おいしい北海道のお米を召し上がれ

以上、量・質ともに日本でトップクラスを誇る北海道米について紹介しました。お米は私たち日本人にとって、毎日の食卓に欠かせない食材です。

だからこそ、本当においしいものを選びたいですよね。

もうすぐ、新米がおいしい季節です。食べレア北海道では、9月中旬頃より今年の新米の予約販売を開始する予定です。新米をご希望される方は、もう少しだけお待ちくださいね。

ぜひ、食べレア北海道で、おいしい北海道米をお楽しみください。

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