6月15日は生姜の日。夏バテ中もおすすめ。生姜を食べよう!

6月15日は生姜の日。夏バテ中もおすすめ。生姜を食べよう!

生姜は、特にアジア料理には欠かせないスパイスですが、その健康効果も注目されています。このコラムでは、生姜の驚くべき効果・効能や夏と冬で異なる生姜の効果的な摂り方についてまとめました。
生姜パワーで、暑い夏を乗り切ろう!

6月15日は「生姜の日」

波自加彌(はじかみ)神社で、はじかみ大祭が行われる日

6月15日は「生姜の日」です。

これは、毎年6月15日に、石川県金沢市の波自加彌(はじかみ)神社で、生姜を祀る「はじかみ大祭」が開かれていることに由来しており、株式会社永谷園が制定しました。

波自加彌神社は、全国で唯一、しょうがなどの香辛料の神を祀る神社として知られています。「はじかみ大祭」は、無病息災や料理の上達を祈願して行われます。

薑も椒も矢生姜も読み方は同じ

生姜は古来、食材や薬として用いられてきました。

奈良時代には、神様へのお供え物として、献じられていたそうです。

波自加彌神社の由来は、生姜やワサビ、山椒など「歯で噛んで辛いもの」の古語で、薑・椒(はじかみ)が語源だそうです。

また、「はじかみ」は、漢字で「矢生姜」とも書きます。これは焼き魚などに添えられている、紅色の鮮やかな葉生姜で、こちらは矢のような形をしていることに由来しています。

生姜に含まれる成分と効果・効能

生姜の主な成分には、「ジンゲロン」、「ショウガオール」、「シネオール」、「ジンゲロール」、「ガラノラクトン」などがあります。生姜が持つ効果・効能を紹介します。

また、生姜は漢方に欠かせない生薬でもあります。葛根湯や桂枝湯など、約8割の漢方薬に生姜が含まれています。

冷え性の改善や肩こり・頭痛を軽減

生姜に含まれるジンゲロールやガラノラクトンには、血管を拡張する効果があると言われています。血流が良くなり、血行促進が期待できるので、冷え性や肩こり、頭痛などの改善に役立ちます。

また、血流が良くなると、発汗を促すことにもつながるので、むくみ解消やデトックスにも効果的です。

アンチエイジング

生姜に含まれるショウガオールやジンゲロールは、抗酸化物質です。老化の原因となる活性酸素を除去する働きがあり、体内の酸化を防ぎ、細胞の老化を遅らせる効果があります。

活性酸素が必要以上に体内に増えると、細胞の正常な再生を妨げ、その結果、老化や病気の原因となってしまうのです。

また、生姜にはビタミンCも含まれるので、美肌効果にも期待ができます。

抗炎症作用や鎮痛作用

生姜に含まれるジンゲロールには、抗炎症作用もあります。これは、身体のさまざまな炎症症状の軽減に役立つと言われています。

また、生姜は摂取するだけでなく、生姜湿布や生姜風呂などとしても活用されます。

胃腸の働きを助ける消化促進

生姜は消化器系の働きを良くするとされています。

食欲不振や吐き気、胃もたれなどの症状を軽減する効果があると考えられています。特に、妊娠中の悪阻や乗り物酔いに対する効果が報告されています。

体温を上げて免疫力アップ

生姜に含まれる抗酸化物質は、免疫システムを強化するのに役立つと言われています。

また、生姜には身体を温める力もあります。

夏バテ予防にも「生姜」がおすすめ

夏バテ予防にも生姜はおすすめな食材です。暑い夏、生姜を加熱せず、すりおろしなど生で摂取するのがおすすめです。

夏に嬉しい生姜の効果その1 体温調整

生姜は体温を上げ、発汗を促進するので、夏の熱中症予防に役立つと言われています。発汗によって体温を下げることで、熱中症を防ぐことができます。

夏に嬉しい生姜の効果その2 食欲増進

夏バテによる食欲不振を和らげるのに生姜は有効です。生姜には消化を助け、食欲を増進させる作用があります。

また、生姜は疲労回復効果も期待できるので、夏バテによる疲労を和らげ、エネルギーを補給することができます。

夏に嬉しい生姜の効果その3 食中毒リスクを軽減

夏は食材が腐りやすく、食中毒のリスクが高まります。生姜に含まれる抗菌作用を利用して、おかずを傷みにくくすることも可能です。

普段の食事はもちろん、お弁当や作り置きレシピにも活用できます。

生姜の過剰摂取に注意して

生姜はさまざまな健康効果が期待できるスーパーフードですが、摂取し過ぎは禁物です。

生姜の一日の摂取量の目安は、5~10g。スライスだと5~7枚ほどです。

生姜には抗凝固作用があるため、血液が薄くなりすぎる可能性があります。また、胃腸が弱い人が大量に摂取すると、胃腸の不調を引き起こすこともあります。

必要以上の摂取は避け、バランスの良い食事を心がけることが重要です。

なお、特定の病状に対する治療や予防については、医師に相談してください。

季節で異なる生姜の効果的なとり方

夏は生の生姜で熱を下げる

夏は、生姜を加熱せず、すりおろしなど生で摂取するのがおすすめです。

生姜に含まれるジンゲロールは、発汗を促し、熱を下げる作用があります。夏のむくみ対策や体内に熱がこもりやすい方にもおすすめです。

冬は加熱した生姜で体温を上げる

寒い季節は、みじん切りやスライスにして、煮込み料理に使用するなど、生姜をじっくり加熱してから取り入れるのが良いそうです。

生姜の成分のひとつ、ジンゲロールの一部は、加熱するとショウガオールをいう成分に変化します。ショウガオールには、身体を温める作用があります。

さらに生姜を乾燥させると、より身体を温める力が強いジンゲロンが豊富になります。

生の生姜は発汗を促しデトックス作用に期待ができるので夏向き、加熱した生姜は体温を上げて代謝・免疫力をアップさせるので冬向きなのです。

暑い夏にぴったり!爽やか生姜レシピ

夏バテ中でもツルっと食べられる「冷やし生姜そうめん」

材料(2人分)

そうめん 200g
生姜(すりおろし) 大さじ2
醤油 大さじ2
みりん 大さじ2
だし汁 400ml
ネギ(小口切り) 適量

つくり方

  1. そうめんをパッケージの指示に従って茹で、冷水でしっかりとしめた後、ザルで水気を切ります。
  2. 小鍋にだし汁、醤油、みりんを入れて火にかけ、煮立ったら火を止め、すりおろした生姜を加えてよく混ぜます。そのまま冷ましておきます。
  3. 冷やしたそうめんを器に盛り、②の生姜だしをかけます。ネギをトッピングして完成です。お好みでシソの葉を千切りにして入れてもおいしいですよ♪

生姜の香りが夏バテ中でも食欲を刺激!爽やかな生姜が引き立つ一品です。

生姜だしは、冷蔵庫で2~3日ほど保存ができるので、作り置きもOKです。ぜひ、お試しください。

夏の身体に嬉しい生姜、適度な量の摂取を

以上、このコラムでは6月15日の生姜の日に因んで、生姜の驚くべき効果・効能や夏におすすめの生姜の摂取方法などを紹介しました。

生姜はさまざまな健康化が期待できる食材ですが、摂取し過ぎは禁物。必要以上の摂取は避け、バランスの良い食事を心がけましょう。

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