【真冬の真鱈一本釣り】北の海に挑む女釣り師
北海山の一本釣り真鱈漁に同行
北海道・十勝の漁師で水産加工業の北海山。食べレア北海道でいろいろな海の幸を販売しています。今回は北海山の鱈漁に同行しました。
午前6時半に港を出港。気温はマイナス15℃で、海水が蒸発する気嵐(けあらし)が発生し、幻想的な船出となりました。1時間ほどで漁場に到着、水深は100メートルほど。さっそくジグ(大型の疑似餌)を海へ投じ、竿先を2メートルほど上下させて鱈を誘うと、大型の鱈が喰いつき、竿の先がガンガンと下へ引き込まれます。
釣れた真鱈はエラ部分を切って船上で活〆め。この日は船に6人が乗り込み、合わせて59匹の大漁。サイズも75センチから80センチと良型ぞろいでした。「入れ食い」とまではいきませんが「大爆釣」と言えるでしょう。
北海山ではこの1本釣り、船上活〆めした真鱈を塩水だけで味付けし、寒風・浜風で干して乾物の珍味を製造します。通常はタラの珍味と言えば「スケトウダラ」を使いますが、北海山の真鱈の珍味は別格です。というか真鱈で乾物を作る生産者はほとんどありませんね。この贅沢な珍味、食べレア北海道で売られる予定です。