2024年12月10日野菜米・麺・穀類ブログ

北海道の恵みを詰め込んだ至極の三升漬け：地元素材で味わう伝統の一品

三升漬け（さんしょうづけ）は、北海道・東北地方の郷土料理であり、その発祥は地域の特産品や食文化に深く根ざしています。寒い北海道ならではの伝統の調味料。本稿では冬にぴったりな三升漬けの魅力、作り方、おいしいレシピなどについてご紹介します。

https://www.taberare.com/c/category/spices/t00026-010

日本一の豆どころとして有名な十勝本別で1933年から無添加物で味噌・醤油をつくる渋谷醸造。無添加本醸造こいくち醤油の旨味と道産米麹の甘味に、北海道十勝本別産青なんばんの辛味がピリッと効いた、ごはんのお供はもちろん調味料としてもいろんな料理に使えます。

三升漬けとは：独特の風味と多様な使い方

三升漬けは、青唐辛子、米麹、醤油を1:1:1の割合で混ぜて発酵させた日本の伝統的な調味料です。この調味料は特に北海道や東北地方の寒い地域の郷土料理として知られています。名称の由来は、尺貫法に基づく容積単位であり、3つの材料をそれぞれ一升ずつ使用することから来ています。三升漬けの魅力は、その独特な風味と多様な使い方にあります。

三升漬けは、ピリッとした辛さとともに、麹と醤油の旨味が融合した濃厚な風味が特徴です。熟成が進むにつれてその風味はさらに深まり、料理に豊かなコクを加えます。特に、発酵が進んだものはトロトロとした食感になり、旨味が増すため、多くの料理に重宝されます

三升漬けの人気の秘密：炊きたてご飯と相性抜群！

三升漬けは特に北海道で人気があり、家庭では昔から愛されてきました。かつては各家庭独自のレシピで手作りされることも多く、地域によっては異なるバリエーションが存在します。漬け込んでから約7週間程度で食べることができ、保存食としても優れているため、家庭での常備菜として重宝されています。炊きたてご飯との相性が抜群で、冷奴や湯豆腐の薬味としても利用されるなど、多様な食べ方が楽しめます。

北海道・十勝の本別町にある渋谷醸造の本気度とこだわり

北海道・十勝の本別町は「豆の町」と知られており、大豆や小豆など豆類の生産が盛んな地域です。本別町にある渋谷醸造は創業昭和８年。創業当初から「安心・安全でおいしい、体にやさしいお味噌・お醤油を一番おいしい状態でお届けしたい」とこだわり続けています。

日本の伝統的発酵食品である味噌、醤油だからこそ、添加物・保存料は一切使用せず、昔ながらの製法でじっくりと歳月をかけて熟成させ、素材の旨味を引き出して醸造しています。その醤油を使った「三升漬け」は渋谷醸造の看板商品として人気を博しています。

地元素材にこだわった三升漬けの魅力

かつて北海道では各家庭で地元産の豆で作った醤油、地域で栽培される青南蛮、そして北海道産の米麴で三升漬けを作っていましたが、最近では家庭で手作りすることはほとんどありません。スーパーなどでは大手の食品加工業者が製造する商品が多く出回るようになりましたが、渋谷醸造ではぶれることなく、伝統を守り続け、さらに上質な素材を厳選して三升漬けを作り続けています。

麹は北海道産米を使用し、昔ながらの折箱を積み上げ手作りで、丹念に手入れして、ゆっくり麹の花を咲かせます！そして、強制的に乾燥させず、麹菌が生きている麹に仕上がっています。生麹なので、醗酵力は抜群に良く、米の甘味が強くでます。

青南蛮に含まれている辛味成分のカプサイシンが代謝を促進し、脂肪を燃焼させ、発汗作用から美肌、ダイエットの効果があると言われています。また、神経細胞の老化を抑え、活性化させる働きにより、認知症の防止にも効果的と言われています。当然のことながら、渋谷醸造が使用する青南蛮はすべて太陽の恵みを存分に受けて育った十勝産を使っています。