魅力再発見！北海道産魚介類で作った乾物

乾物は、保存性が高く、栄養価も豊富な食品です。特に、乾燥させることで水分が抜け、旨味が凝縮されるため、味わいが深まります。例えば、干しタラや干し貝柱などは、お酒のつまみに人気の食材として広く利用されています。本稿では北海道の乾物、特に真鱈（マダラ）の乾物について魅力を語っていきます。

似て非なる！乾物と干物の違いとは

一般的に乾物はそのまま食べられるようにちょうどよく味付け、調理されています。一部は水分をほとんど含まず、硬いものや、生干しのようにソフトな味付けタイプがあります。一方、干物といえば一夜干しのことを指します。ホッケやニシン、サバなど開いて干したものを焼いて食べます。

乾物は食べた後、お腹の中で膨らむので、少量でも意外と満腹感、満足感が遅れてやってきます。

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北海道を代表する乾物の魚種：乾物のメリットとは

北海道で作られる乾物の魚介類はタラ、コマイ、イカ、ホタテ、ニシン、ホッケ、サケ、昆布などが知られています。乾物にすることで、旨味や栄養が凝縮され、保存性も向上するため、料理において非常に有用な食材となります。以下に主なメリットを紹介します。

旨味成分の増加：乾燥過程で、食材に含まれるたんぱく質が分解され、アミノ酸などの旨味成分が生成されます。特に魚の場合、干物にすることで、蛋白質の分解酵素が働き、うまみ成分が大量に増加します。これにより、干物は生の魚よりも風味が豊かになります。

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北のハイグレード食品 2014年認定。化学調味料・着色料・保存料不使用、やさしい味わいのおつまみ。北海道道東をメインに漁獲された新鮮な魚介類に、昆布醤油やさんま魚醤、天然の出汁などで味付け。調味料もすべて純国産品。日の出食品社長イチオシの４個セット。

水分の減少による濃縮：水分が抜けることで、食材の持つ旨味や風味が凝縮されます。例えば、干しシイタケや昆布は、乾燥することでその風味が強くなり、料理に深い味わいを加えます。特に、きのこ類や昆布、煮干しは乾燥することで旨味成分が増し、料理に使うときにその風味が引き立ちます。

保存性の向上：保存性を高めるために「塩漬け」「燻す」「干す」などの方法がありますが、干すことで作られる乾物は水分が少ないため、微生物の繁殖が抑えられ、保存性が高まります。これにより、長期間保存できるだけでなく、いつでも手軽に美味しい食材を利用できるという利点があり、非常食としても利用できます。

栄養価の向上：乾燥することで、栄養素が濃縮されることも特徴です。例えば、切り干し大根は生の大根に比べて、食物繊維やカルシウム、鉄分が大幅に増加します。このように、乾物は栄養価が高く、健康にも良い食材として重宝されています。

利用シーンの拡大：乾物は干すことで小さく、軽くなることで持ち運びが容易になり、アウトドアや旅行の際にも重宝します。さらに、低カロリーでありながら栄養価が高いことから、健康志向の方、ダイエット中の方にも人気があります。

乾物の雄「真鱈」（まだら）：スケトウダラとは一味違う⁉

タラの乾物といえば大半がスケトウダラを使用します。漁獲量が多く、味が淡白なため、鍋料理の主役として冬には鮮魚で大活躍しますが、乾物としても人気です。さらにそのワンランク上を行くのが真鱈の乾物です。タラの乾物も真鱈となれば高級品の部類に入ります。

冷たく深い海に生息する北国の魚「真鱈」

真鱈は主に北太平洋の冷たい海域に生息しています。具体的には、黄海、日本海、東北地方以北の太平洋岸、さらに北はベーリング海、東はカリフォルニア州まで広く分布しています。真鱈は沿岸から大陸棚斜面の底近くに生息し、特に水深200mから400mの範囲で見られることが多いです。

親より優秀な子供：真鱈の魅力は真タチにあり！

タラの精巣、つまり白子は「タチ」と呼ばれ、お吸い物の具として人気があります。特に真鱈の白子は「真タチ」といわれる高級珍味で、身よりも高値で取引され、ポン酢和えなどで食べます。真タチは、クリーミーで濃厚な味わいが特徴で、冬の味覚として人気があります。

干すことで魅力が増す真鱈の身

北海道産の真鱈を塩漬けにして干した乾物は、風味豊かでお酒のおつまみに最適です。例えば、「すきみ鱈」は真鱈を塩漬けにして干したもので、噛むほどに旨味が広がります。また、「ぽん鱈」や「むき鱈」など、様々な形状や味付けの干し鱈があり、軽く炙るとさらに美味しさが増します。

美味しいだけじゃない！真鱈の栄養がもたらす健康効果とは

真鱈は高タンパク質で低脂肪な食材であり、ビタミンB群やミネラル（特に亜鉛やカルシウム）が豊富です。これにより、健康維持や美容にも効果が期待できます。特に、ビタミンB12は貧血予防や免疫力向上に寄与します。

まとめ：干すことで魅力倍増の北海道産乾物

真鱈のほか、コマイやスケトウダラ、ホタテ貝柱など、乾物に適した魚介の特徴は脂が少なく淡白なことです。塩味、調味料に漬けて干すことで、つまりひと手間加えることで、保存性や味わいなど魅力が倍増します。お酒のおつまみに、ぜひ北海道産の美味しい乾物、いかがですか？

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