特A、一等米の北海道産米。ゆめぴりかは汚名返上の立役者!
多くの人が毎日食べる「ご飯」。日本には美味しい食べ物がたくさんありますが、美味しいものを食べるとき「ご飯がほしくなる」というときありませんか?美味しいものを引き立てるのはご飯、つまりお米ですよね。昔はスーパーや米穀店でしか買えませんでしたが、今はネットで美味しいブランド米を取り寄せることが可能です。稲作農家さんの中にはこだわって付加価値のある上質のお米を作っている方が意外に多いのがわかります。この記事では北海道米についていろいろな知識、情報をお届けします。
米のパンフレットやネットに書いてある「特A」「一等米」ってなに?
いずれも米を評価する指標です。
「特A」などの評価は、お米の食味ランキングで発表されています。つまり、実際に食べてみて、その味を評価するものです。一般社団法人日本穀物検定協会による評価で、全国にある様々な品種や産地のお米と、基準とするお米(様々な産地のコシヒカリをブレンドしたもの)とを比べ、評価(特A、A’、A、B、B’)したものがランキングされています。これはあくまで特定年度における、特定地域産の特定品種においての評価です。
一方「一等米」の評価は、農家が出荷する際、米の実が、白く焼けたものがないか、ひび割れていないか、粒の大きさがそろっているかなどの見た目と水分含有量を総合的に検査した評価です。熟しすぎて、品質が落ちていたり、虫に食われたクロっぽい米が混ざっていると、品質が落ち、二等になり、それ以下は3等、規格外となります。
米の栽培方法による種類はありますか?
米は各自治体で標準的な農薬、化学肥料等の散布量を定めています。それを守っているのは「慣行栽培」と呼ばれ、市場に出ているお米の多くはこの慣行栽培で生産されています。「特別栽培」とは、化学合成農薬および化学肥料を生産地の慣行の50%以下で栽培したお米のことです。より栽培に手間がかかり、安心・安全で貴重な米ということになります。
さらに「有機栽培」は種まき、または田植えからさかのぼって2年以上の間、禁止された農薬や化学肥料の使用を避け、堆肥などによる土作りをした田んぼで生産したお米のことです。こだわった稲作農家さんにより作られるお米です。
北海道の米はまずい?
かつて北海道産の米の評判は悪く「まずい」「色が変わる」「冷めたら食べられない」などと言われ、「北海道米」ならぬ「やっかいどう米」と揶揄されていました。北海道においても北海道産の米を食べる人はほとんどいなく、秋田や新潟の米を買っていました。原因は寒冷地であるために本州と同じ品種の米を栽培しても美味しく実ることができなかったためです。
そこで研究を重ねて、寒冷地に合った品種「きらら397」が1988年にデビュー。以降も改良を重ね、2001年に「ななつぼし」、2003年に「ふっくりんこ」、2008年に「ゆめぴりか」と新銘柄が次々に世に出されました。作付面積、収穫量は全国2位で、1位の新潟県に迫る勢いで成長しています。
2011年、日本穀物検定協会の食味ランキングで平成22年産の「ゆめぴりか」と「ななつぼし」が、北海道米初の最高位「特A」を獲得。それに伴い、北海道米の道内食率も91%にまで到達します。そして、2022年には12年連続で「特A」評価を獲得。いまや北海道は立派な「米どころ」です。
一度は食べてみたい北海道産米の最高ブランド「ゆめぴりか」
「ゆめぴりか」は12年連続で特Aを獲得している北海道米の最上級ブランド米。品種改良を重ねてきた北海道米の技術の集大成ともいえる品種です。甘みが際立ち、濃い味わいの品種。まずは白ごはんで味わうのがおすすめです。北海道米の中でも、特に粘りが強い品種で、 低アミロース品種の1つ。新潟県魚沼産「コシヒカリ」と肩を並べるおいしさです。
認定マークは厳しい品質基準をクリアした「ゆめぴりか」にだけ付与されます。「種子更新率100%」「栽培適地での生産」「タンパク含有率基準」などの基準を満たした、おいしい「ゆめぴりか」の証です。
当サイト「食ベレア北海道」では北海道でこだわりを持って米作りに励んでいる農家さんの米を扱っています。「ゆめぴりか」のほか「おぼろづき」「ななつぼし」も肩を並べるブランド米です。ぜひ、取り寄せて違いを感じてください。