北海道とうもろこしの旬が来る!その時期と特徴について

北海道とうもろこしの旬が来る!その時期と特徴について

北海道とうもろこしの最も美味しい時期、それはいつでしょうか?この記事では、北海道とうもろこしの旬の時期と、その時期だからこそ味わえる特徴について詳しく解説します。

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北海道とうもろこしの生育スケジュール

8月~9月に旬のピークを迎える北海道とうもろこし

北海道とうもろこしの生育スケジュールは、他の地域とは異なる特徴があります。

全国的には、6月~7月がとうもろこしの一番の旬なので、本州の方が聞くと少し驚かれるかもしれませんが、北海道では8月~9月が旬のピークと言われています。

8月~9月に収穫のピークを迎える北海道とうもろこし

北海道のとうもろこしは、通常5月上旬から中旬に種まきが始まります。種まき後、約2週間で発芽。とうもろこしの旬を見分けるには、この発芽時期が重要だそうです。

とうもろこしの種は、ある程度暖かくなってからでないと発芽しません。春の訪れが遅い北海道。北海道とうもろこしの収穫時期が、本州とは異なるのはこのためです。

とうもろこしは、種をまいてから約3ヵ月で収穫できる野菜です。種まきから約3ヶ月後、8月~9月にかけて収穫のピークを迎えます。

北海道のとうもろこし、最適な収穫期間とその理由

北海道とうもろこしの最適な収穫期間は8月~9月上旬です。なぜこの時期が最適なのでしょうか?

この時期、とうもろこしは豊富な太陽光を浴びます。その結果、甘みが増し、みずみずしくて、おいしいとうもろこしが育つのです。

また、北海道は夏でも昼夜の寒暖差が大きいエリアが多い特徴があります。この昼夜の寒暖差が、甘くおいしいとうもろこしを育てる秘訣と言われています。

おいしいとうもろこしの見分け方

おいしいとうもろこしの特徴は以下の通りです。

  • ひげの本数が多い
  • ひげの色が黒もしくは褐色
  • 鮮度が良い

ひげの本数は実の数、ひげが多いものが◎

とうもろこしは、しっかり完熟してから収穫したものの方がおいしい。しかし、スーパーなどで購入する際は、皮つきのものが多く、実の状態までは確認ができません。

皮つきの状態で判断するには、“とうもろこしのひげ”を見るのが、おいしいとうもろこしを見分けるポイントです。

とうもろこしは、ひげの本数=実(粒)の数です。先端まで実がびっしり入っているものが良いので、ひげの本数は多いものを選びましょう。

ひげの色は、黒か褐色が完熟の証

とうもろこしは、完熟が進むにつれ、ひげの色は白から黒へと変化します。ひげの色が黒または褐色になっているものは、完熟している証拠です。

ただし、とうもろこしを枝につけたまま完熟させることは、農家さんにとってはリスクがあります。

完熟を超えると、パンパンに詰まった実が破裂し、しわしわになってしまうのです。これを過熟といい、こうなってしまうと糖度が下がり硬くなってしまいます。

切り口は白、ひげ根はしっとりが新鮮

とうもろこしは、収穫後時間が経つと、お尻の切り口がうっすら黒ずんできます。切り口が白いものは、鮮度が良いものと言えます。

また、ひげ根が乾燥しているものは、収穫から時間が経っているということ。ひげ根はしっとり湿っているものが新鮮です。

北海道とうもろこしの品種とその特徴

古代メキシコでは、4400年前から私たち人間が食してきたとされているとうもろこし。現在、北海道では、さまざまな品種のとうもろこしを栽培しています。品種改良によって、より優れた品種が毎年のように発表されています。

北海道で栽培されている人気のとうもろこしを紹介します。

イエロー系とうもろこし

実が黄色い品種のとうもろこしで、ゴールド種とも言います。「とうもろこしの実の色は?」と聞かれて、最初に思い浮かぶ色だと思います。最も流通量の多いのも、このイエロー系とうもろこしです。

【ゴールドラッシュ】

実の皮が薄く、甘みや香りが強いのが特徴です。先端部分までびっしり実がつきやすい。新鮮であれば生で食べても、甘み・おいしさを感じられます。

【味来(みらい)コーン】

一般的なスイートコーンに比べるとやや小ぶりです。皮が薄く柔らかい、高い糖度が特徴です。茹でる・焼くなど加熱すると、甘みが増し、果肉のジューシーさが引き立ちます。

【あまいんです】

名前の通り、甘さが最大の特徴で、なんとフルーツ並みの糖度があります。昔ながらのとうもろこしの味と香りです。大ぶりで先端まで実がふっくらしているので、1本で十分食べ応えがあります。

【ピクニックコーン】

一般的なとうもろこしの7割程度の大きさ。小さいからこそ、実がギュッと密集しているのが特徴です。甘みの強い「味来」を改良して生まれた、とうもろこしです。

ホワイト(シルバー)系とうもろこし

果実のような甘みの強さとジューシーさがある品種です。小粒でツヤがあり表皮も柔らかいので、サラダなど生食で食べることも多いです。

【ピュアホワイト】

生産農家が少ないため、幻のとうもろこしとも呼ばれる品種です。その名の通り、純白色でパールのような美しさが特徴です。白い粒からあふれ出す甘い果汁、丸かじりしてもおいしいとうもろこしです。

【ロイシーコーン】

「ピュアホワイト」の“甘さ”を第一に考えて改良された品種です。甘くみずみずしくジューシーな実は、フルーツ感覚で食べられます。

【雪の妖精】

1本あたり400グラム以上になる大型の品種で、ずっしりと重みがあります。実の皮が柔らかくジューシー、強い甘みがあり生でもおいしく食べられます。

【ホイップコーン】

甘さとみずみずしさが特徴のとうもろこしです。実の皮が柔らかく良質で、一般的なとうもろこしと比べてしなびにくい品種なので、日持ちの良さもポイントです。

バイカラー系とうもろこし

黄色と白色の実が3:1の割合で混ざった品種です。もっとも甘みが強いと言われています。もともとアメリカで育成されていましたが、現在は日本でも、主流になっています。

【ドルチェドリーム】

強い甘みが特徴のとうもろこしです。中には糖度が20度を超えるものもあるそうで、甘みに加えコクのある味わいは、まるで完熟バナナのようだと言われるほどです。

【ピーターコーン】

昭和60年代頃より長年親しまれている、強い甘みが特徴の品種です。実の皮が柔らかく、大型サイズなので、食べ応えのあるとうもろこしです。

【ゆめのコーン】

鮮やかな色味と、強い甘み、皮の柔らかさが特徴の品種です。実入りが良く、生でも食べられるほどみずみずしい、とうもろこしです。

旬のとうもろこしを味わうためのアドバイス

旬の時期に、北海道のとうもろこしを味わうためには、新鮮なものを選ぶことが大切です。また、茹で方や調理法によっても味わいが変わります。おすすめの茹で方を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

茹で方で変わる!とうもろこしの味や食感

  • とうもろこしを茹でる際、水から茹でるか、沸騰させたお湯から茹でるかで、味や食感に違いが出ます。

「水から入れて沸騰後3~5分間茹でる」
ジューシーでふっくらとした仕上がりがお好みの方はこちらがおすすめ。

「沸騰したお湯に入れて3~5分間茹でる」
シャキシャキとした粒の食感を楽しみたい方はこちらがおすすめ。

「水から入れて沸騰直前の状態で15~20分茹でる」
甘みが引き立ち、豊かな香りを楽しみたい方はこちらがおすすめ。

簡単!旨みをギュッと閉じ込めるレンジ加熱

近年、とうもろこしの茹で方において、「簡単でおいしい!」と人気なのが、薄皮を残したまま電子レンジで加熱する方法です。

薄皮を数枚残した状態(ラップに包んでもOK!)で、レンジで4~5分加熱します。甘さと旨みが、ギュッと閉じ込められて、一層おいしく仕上がります。

旬のとうもろこしはおいしさ格別!

以上、北海道のとうもろこしの旬や種類、おいしい茹で方について紹介しました。旬のとうもろこしは、その甘さと鮮度が格別です。
私は昨年、関東在住の友人に、北海道のとうもろこしを送ったのですが、その甘さと大きさにとても驚き、喜んでくれました!

北海道のとうもろこしが待ち遠しくなった方、ぜひ食べレア北海道で、旬のとうもろこしをお楽しみください。

初めての方はこちら

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