チョコレートの製造過程を徹底解説!カカオからチョコレートへの驚きの旅

チョコレートの製造過程を徹底解説!カカオからチョコレートへの驚きの旅

意外と知らないチョコレートのできるまで

私たちがよく食べるチョコレートの主原料は「カカオ」。でも、カカオがどんなものなのか、カカオがどうやってチョコレートになるのか、あまり詳しく知りませんね。今回はカカオとチョコレートについてお話します。

カカオは熱帯の植物

 

カカオってどんなのかわかりますか?カカオはチョコレートやココアの原料で、カカオの樹の果実の中にある種子のことです。赤道直下及び周辺でしか採れない、熱帯の植物です。主な生産国はコートジボワール(アフリカ西部)、ガーナ、インドネシアなどです。

カカオの種子を発酵させてできるカカオ豆

 

果実はカカオポッドと呼ばれ、小さいもので12センチ、大きいのでは20センチを超えます。直径は15センチほどで細長く、小さなラグビーボールといったイメージです。中を開くと30~50個の白い3センチぐらいの果肉がボコボコっと入っています。そしてその中にカカオの種子があり、それを発酵、乾燥させ、「カカオ豆」として世界各国へ輸出されます。

カカオ豆には50%以上のカカオバター

日本では輸入したカカオ豆をローストし、殻を取って「カカオニブ」にします。すりつぶすとドロッとした液状なものに変わり、それを「カカオマス」と言います。カカオマスには50%以上の「カカオバター」が含まれています。カカオマスに砂糖や粉乳などを加え、練り合わせて冷まして固めれば、チョコレートになるというわけです。

チョコレートができるまでのおさらい

復習します。カカオの果実を割る→カカオ種子を発酵、乾燥させカカオ豆として輸出→カカオ豆を焙煎して殻を取りカカオニブにする→カカオニブをすりつぶしてカカオマスにする→カカオマスを加工して→チョコレートになる、という流れです。カカオ豆以降はさまざまな会社がかかわることになります。

こだわりの「ビーントゥバー」

「ビーントゥバー(Bean to Bar)」とは、チョコレート製造の手法の1つ。カカオ豆の焙煎から、チョコレート製造、販売を、他社にゆだねず一貫しておこなう方法です。最近では日本でもビーントゥバー製法を取り入れるショコラトリー(チョコレート店)が増えています。小規模なショコラトリーで行われることが多く、カカオ豆の選別から、その後の製造段階でも、こだわりを持って個性豊かなチョコレートを製造しています。

 

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おいしいチョコの食べ方

甘いものは苦手という男性もいますが、チョコレートに合う飲み物はブラックコーヒーorスコッチウイスキーです。コーヒー豆は細引きで、濃いめに淹れます。ウイスキーは常温の水で2倍に薄める「トワイスアップ」がいいでしょう。氷は入れず、常温で飲むのがチョコレート、ウイスキー双方の味を引き立てるポイント。苦みと甘みが口の中で中和し、驚くほど芳醇な香りと味わいを堪能できます。

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