プチプチ感がたまらない「イクラ丼」 ぜひ食べて!
「イクラ」は英語?日本語?いいえロシア語です。
北海道の美味しい海産物として、「イクラ」は外せませんね。むしろ№1といってもいいでしょう。イクラは秋サケの卵で作る北海道の高級珍味。ただでさえ高級品なのに、最近のサケの不漁でさらに高級感が増してきました。
袋に入っていれば筋子、袋から出せばイクラ
贈答品や寿司ネタで人気のイクラは、ロシア語で「魚の卵」の意味です。日本ではサケの卵を塩に漬けて「筋子」として食べますが、ロシアでは筋子の袋を取って粒だけにして食べていたからと言われています。なので、袋に入っているのは「筋子」、粒々にばらせば「イクラ」ということです。
北海道に行ったら絶対食べたい「イクラ丼」
「北海道に旅行に行ったら絶対食べてみたい!」というのがウニ、カニと並んで「イクラ丼」でしょう。ご飯の上に白い米が見えなくなるほどびっしりとイクラを敷き詰め、スプーンで一気に食べます。プチプチっと粒が口の中で優しく弾けると、イクラの液が米粒を包み込みます。味と食感は米と相性がピッタリ。飲み込んだ後は舌の奥に残る余韻に浸ります。短い至福のひと時です。
かつては家庭で気軽に「イクラ丼」
北海道では秋になると生の筋子が店頭に並びます。冷凍も味付けもされていない、サケをさばいて腹から取り出したままの筋子です。焼き肉用の網で粒々にほぐすことができます。醤油ベースのタレに漬ければ、翌日にはイクラになっています。つい最近までは、家庭で気軽に「イクラ丼」が食べられました。
サケの不漁でイクラも高騰
サケは豊漁、不漁の波がありますが、近年は不漁が続き、輸入相手国のロシアやアメリカも不漁が続いているそうです。円安傾向もあって、生の筋子の価格は高値のまま。さらにここ2、3年は手が出ないほど高騰し、スーパーの売り場では「今年も高いね」と主婦のボヤキが聞こえます。代替品としてマスの卵で作るイクラもありますが、サケが獲れなければ考えることは皆同じで、今はマスの卵も値上がりしています。
やはりサケもイクラも道東産がおいしい
北海道では全域でサケは獲れますが、盛んなのは道東からオホーツクにかけての地域です。やはり海水温が低い地域のサケは身が締まって脂がよく乗っています。この海域で獲れたサケのイクラは、北海道でも高級品で、自家用はもちろん、贈答用としても喜ばれます。今後ますます価格上昇が予測されますので、今のうちにぜひどうぞ!